MAGAZINEマガジン

経理担当者の「調整力」を生かしましょう!

こんにちは!

BPOコンサルティング部の鈴木です。

いつも当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

 

今回は少し目線を変えて、経理担当者の「調整力」についてお話させていただきます。

主に経営者の方や管理職の方向けの内容となっていますが、事業会社等で経理会計業務に従事している方にとっても参考になれば幸いです。

 

■経理業務以外にも果たせる役割がある

貴社においては、全社への周知や立場や部署を超える関係での指示・報告において、その内容や意図がうまく伝わらないことはないでしょうか。

意思決定の場において、十分な意見交換ができず、適切な判断ができているか不安に思うことはないでしょうか。

情報が適切に流れないと、各所で誤った処理や判断ミスが起きるようになります。

 

そういった問題に対して、経理担当者の果たせる役割があります。

 

■コミュニケーションの中心地となる

経理担当者であれば、少なくとも社内のお金に関する情報はすべて受け取る立場です。

社内の情報はほぼ例外なく「お金に関する情報」ですから、必然的にほとんどの社内情報が経理担当者に集まることになります。

それらの情報を経理処理するうえで、部署や立場の異なる人に対する確認や質問、連絡、共有、報告などのコミュニケーション機会も発生します。

 

<経理担当者の立場>

・社内の多くの情報が集まる

・部署や立場の異なる人と多くのコミュニケーション機会がある

⇒経理担当者は、コミュニケーションの中心地となることができる。

 

経理担当者はコミュニケーションの中心地となって、様々な部署や立場の人とネットワークを築き、社内の情報をうまく流すという役割を果たすことができます。

コミュニケーションの積み重ねによって、立場ごとの関心や反応についてある程度の予測もできるようになります。

その役割を果たすことによって、社内の指示や報告が円滑に回り、経営者の求める成果に早期にたどり着けるようにもなるでしょう。

 

■調整力を発揮する

たとえば立替経費精算のシステム導入を検討していて、経営者と経理部との間、あるいは営業部と経理部との間で、コストや優先事項に対する意識が異なるとき、どのシステムを選ぶかという意思決定の場において、経理担当者としてできることがあると私は考えます。

 

<経理担当者ができること>

・関係者の意見や主張を理解する

・優先順位を整理する(コスト?手間?ペーパーレス化?)

・選択可能なオプションを並べて比較させる

・折衷案、代替案、複合案を提示する

⇒経理担当者は、解釈や感情を交えず、事実を持って意思決定のサポートをすることができる。

 

仮に、各部署の意見が以下のとおり挙がってきたとします。

・営業が申請する手間を減らしてほしい

・PCではなくスマホでも申請できるようにしてほしい

・紙をなくしたい

・日当の金額を自動表示してほしい

・交通費の計算を省きたい

・コストを抑えたい

・承認時に申請内容の確認をしやすいシステムがよい

・申請を返却した際に自動で理由を添えて通知したい

 

これらの様々な意見を調整できる人が意思決定の場に関わらないと、結果的に最良の選択がなされない恐れがあります。

⇒経営者の意見に反論できず、営業も経理も使いにくいシステムを導入してしまう。

⇒コストの抑制を重視したため、他のシステムと連携ができずに確認作業が増えてしまう。

⇒多くの意見を取り入れすぎたため、複雑な運用になりミスが多発してしまう。

 

この場面で経理担当者が考えるべきなのは、「経理の立場としてコストを抑えることが優先に決まっている」ではありません。

多くの意見を整理し、コミュニケーションの齟齬を調整し、会社にとって最も有益な意思決定をサポートすることです。

 

経理担当者が必要に応じて調整を図り、それによって適切に話し合うことができれば、最良の選択に近づくことができます。

⇒B社のシステムを導入したことによって、営業の申請ミスが格段に減った。

⇒営業や経理担当者の作業時間が減り、残業時間が減った。

⇒システムで管理できるようになったため、紙保存が減って事務所のスペースが空いた。

 

経理担当者は目の前の経理業務をこなすだけでなく、より大きな役割を果たすことができるのです。

 

■弊社のアウトソーシングサービス

貴社では、経理担当者の「調整力」を生かせているでしょうか。

 

・業務遂行に問題ないが、いまいち気が利かない

・工夫や改善の意見を出してくれない

・コストばかり重視して営業の手間や必要経費を考えてくれない

・コミュニケーションに関心がない

 

もしもこのような状況であれば、これまでお話してきたような役割を示して、育成を図ってみてはいかがでしょうか。

その役割に対する関心やスキルが足りないと感じる場合には、今までになかった役割を期待することは難しいかもしれません。

 

そういった場合に、弊社のアウトソーシングサービスがお役立ちできるかもしれません。

 

<弊社のサービスにできること>

・派遣スタッフを配置することによって、社内で流れている一定の情報を得られる。

・調整力を持つ私たちがご相談に応じ、課題解決をサポートすることができる。

・貴社内の課題に対して、社内外の情報を集めて提案することができる。

※ご相談内容によって、通常の業務委託契約の範囲を超える場合には別途プロジェクトの形をとらせていただきます。

 

弊社のアウトソーシングサービスの導入にご興味を持たれた方は、当サイトの『お問合せ』よりお気軽にご連絡ください。

CONTACTお問い合わせ

OAGアウトソーシングは、皆様と共に考え共に成長するベストパートナーです。
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら