管理業務の内製から完全外注化への経緯と変化について
こんにちは。BPOコンサルティング部の和田です。
今回は実際に弊社のBPOサービスを導入していただいたお客様の事例の中から、
1 サービスを導入することに至った経緯
2 サービス導入後、管理部門の状況・体制がどう変化したのか?
上記2点についてお話させていただきたいと思います。
1.サービスを導入することに至った経緯
事例:~ある日突然の退職~
□A株式会社
□業種
サービス業
□従業員数
10名(内管理部はBさん1名)
□経理業務内容
小口現金管理
立替経費精算
総合振込等の支払業務
売上管理
請求書発行
会計ソフトへの起票
資金繰り表等の財務資料作成
決算業務 …etc
上記のA社は、管理部の人員体制がBさん1名であったため、上記の経理業務に加え、勤怠集計、
給与計算等の総務業務も全てお一人で行っておりました。
既に、会社の運営にあたり重要な役割を担っていたBさんでしたが、ある日突然、一身上の都合によりA社を退職することになってしまったのです。
■突然の退職による問題点の発生
A社は完全に管理業務をBさんに依存していたため、このままでは、
・従業員にお給料が払えない
・取引先への支払が滞る
・会計資料や財務資料がないため、親会社への報告ができない
上記を理由に、A会社の管理業務が完全に停滞してしまう、まさに一人経理であったがゆえの最大のリスクに直面してしまいました。その後、A社は求人広告への掲載、エージェントによる人材紹介を積極的に採用活動を行いましたが、
・一人経理ができる程のスキルを持った人材が集まらない
・採用に至っても職場環境に合わず1-2か月で退職してしまう
などの理由により、ついに内製化の道を諦めることになりました。そして管理業務を外部にアウトソースをする方向性にシフトチェンジし、大変光栄なことに弊社のBPOサービスを導入していただくことになりました。
2.サービス導入後、管理部門の状況・体制がどう変化したのか?
◆Before アウトソーシング◆
➀業務が属人化・ブラックボックス化しており、担当者が現在何の業務を行っているのか、
本当に正しく処理されているのかが不明瞭だった。
➁残業をしているが、実は1部において非効率的な方法で業務を行っていた。
③入退社の繰り返しでその都度業務が停滞し、採用にかかる時間もコストもかかっていた。
↓
◇After アウトソーシング◇
➀情報共有の徹底により業務の見える化が可能になった。さらに一人ではなく複数人の対応により
属人化を回避できた。
➁課題を抽出し、A社の社内体制に合ったベストな業務改善を図り、効率化が実現。
③退職による業務の停滞の心配がなくなり、安定的な業務遂行の実現。
アウトソーシングに移行したことによって、上記のように良い方向に改善していったとA社の社長からお褒めを言葉を頂きました。
現在人材不足等により、A社のようなお悩みを抱える会社様は今後も増加傾向にあります。
急に人が辞めることになって業務が停滞してしまうお悩み、また会計・経理の外注化でなく業務改善も図りたい!!等のご要望があればぜひ一度弊社までお問合せください。