リファラル採用のメリット・デメリットとは?
こんにちは、BPOコンサルティング部HRチームの井上です。
事業拡大や急な退職により、新しい人材を採用しなければならない場合、ネット媒体に広告を掲載する、もしくは紹介会社に人材紹介を依頼するなど、採用方法は様々ありますが、最近は、自社採用の新たな方法として、リファラル採用を行う企業が増えてきています。今回は「リファラル採用」のメリット・デメリットについてご紹介します。
■リファラル採用とは
従業員の友人や知人を紹介してもらい、新しい人材を採用する方法です。企業を良く知っている従業員の紹介なので、「マッチング度」や「定着率」が高く、採用にかかるコストも抑えることができます。
もちろん、従業員に紹介してもらうすべての人材を採用するわけではなく、面接や試験を行った結果、採用条件を満たさなかった場合には不採用となることもあります。
■リファラル採用の3つのメリット
マッチング度や定着率が高い
会社を良く知っている従業員から紹介を受けた方は、事前に会社の魅力や社風、業務内容について説明を受け、納得されているため、お互いにギャップが少なく採用できます。また、入社後に困ったことがあれば、すぐに知人に相談できる環境が整っていることは、離職する可能性を下げる効果があります。
採用コストの削減
求人媒体に広告を出稿した場合、数十万円の広告費用が必要となり、また、人材紹介会社へ依頼して採用した場合には、紹介手数料として想定年収の25%~35%を支払うこととなります。
リファラル採用で人材の紹介を受けた場合には、紹介した従業員に対し、紹介報酬として数万円程度を支払いますが、採用コストとしては大幅にカットできます。また、採用担当者の面接時間や採用プロセスを大幅に削減できます。
転職市場に出ていない人材の採用
求人媒体や人材紹介会社から応募する方は、既に転職を希望して活動されています。しかし、リファラル採用の場合は、今すぐ転職したいとは思っていなかったが、何気ない相談話から、友人に会社を紹介され「将来的には転職も視野に入れていたが・・・」「今よりも条件の良い企業があれば検討しようか・・・」などの転職潜在層で即戦力となる人材に思わず出会えるというメリットがあります。
■リファラル採用の3つのデメリット
従業員とのギャップ
新しい人材をリファラル採用したいと考え、従業員に人材の紹介を頼んでも協力が得られない場合があります。
従業員自身が業務に追われて紹介する人材を探す余裕がない、また、採用は人事が行う仕事と思い、積極的に協力してもらえないといった理由があるからです。
入社までに時間がかかる
リファラル採用では、現職で就業されている場合が多く、採用が決定しても入社まで待たなくてはなりません。急な採用が必要な場合には、タイミングが合わない可能性もあります。
人間関係の悪化
紹介された人材が不採用となってしまった場合や、入社後すぐに退社してしまった場合に、従業員と紹介された方との関係性に悪い影響を与えてしまう恐れがあります。
また、紹介した従業員が会社に不信を抱き、急な退職に導いてしまう可能性もあります。
まとめ
リファラル採用は、これからの新しい採用方法として、積極的に行う企業が増えています。但し、すぐにリファラル採用が成功させることは難しく、事前に準備をしっかり行う必要があります。
リファラル採用を行っているが、マッチングする人材の採用が中々出来ていないという場合には、OAGアウトソーシングにお気軽にご相談ください。
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