ビジネス会計検定試験とは
こんにちはOAGアウトソーシングの井上です。
経理に関する資格試験と言えば、日商簿記試験や税理士̪試験、公認会計士試験などを思い浮かべる方が多いと思います。
上記の資格試験以外にも経理に関する試験は多数ありますので、今回は、ビジネスで役に立つ「ビジネス会計検定」の3級試験についてご紹介させていただきます。
ビジネス会計検定とは・・・
2007年7月から実施されている大阪商工会議所と施工商工会議所が主催する試験になります。財務諸表に関する知識や分析能力を身につけて、ビジネスに役立てていくことに重点を置いています。
■到達の目的
会計の用語、財務諸表の構造などを正しく理解し、財務諸表を読み取り、経営分析ができる基礎的な力を身につけることが目的となります。
■出題範囲
1.財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識
(1)財務諸表とは
(2)貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造と読方
2.財務諸表の基本的な分析
(1)基本分析
(2)成長率および伸び率の分析
(3)安全性の分析
(4)キャッシュ・フロー情報の利用
(5)収益性の分析
(6)1株当たり分析
(7)1人当たり分析
■問題形式
・マークシート方式
■制限時間
・2時間
■合格基準
・100点満点で、70点以上の得点
■合格率
・第31回 2022年10月 67.2%(受験者:3,793名 合格者:2,550名)
・第30回 2022年03月 63.5%(受験者:3,484名 合格者:2,213名)
・第29回 2021年10月 68.9%(受験者:4,160名 合格者:2,866名)
まとめ
簿記試験は適正な会計の処理を行い、財務諸表を作成するまでの知識を問う試験になりますが、ビジネス会計検定試験は財務諸表の基本的な知識や分析方法を身につけることができますので、自社の経営状況や将来性などがわかるようになります。
今後のキャリアアップのために受験されてはいかがでしょうか。
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