エンディングノートの役割
こんにちは!ライフコンサルティング部(LC部)の津田です。
以前に、自分自身や親の財産を把握して記録することや、財産をどのように分けたいのか、ということの方法の一つとして、遺言書を作成されることをおすすめ致しました。
(遺言書については、当コラムの「遺言について」(前半・後半)をご覧下さい。)
今回は、遺言書以外の方法として「エンディングノートの役割」についてご案内させて頂きます。
- エンディングノートとは ●
エンディングノートは終活ノートなどとも言われ、ご自身が亡くなった時に、残されたご家族のために思いや希望をまとめたものです。
遺言書と違い、法的拘束力はありませんが、遺言書よりも気軽に書くことができ、半生を振り返ることもできます。また、書き方も自由です。
書き方や内容は自由ですが、具体的に何を書いたらよいのか、書いておいたほうが良い項目を5つ挙げます。
なお、自治体によってはエンディングノートを無料配布しているところもありますが、、当OAGグループでも、オリジナルの「エンディングノート」をダウンロードできますので、ぜひご活用ください!
参考 (アセットキャンパスOAGオリジナルの「エンディングノート」無料配布)
https://asset-campus-oag.com/pdf-endingnote
1 自分自身のこと
ご自身の経歴、趣味等。
私どものお客様の中でも、亡くなられた親の出生地、転籍地、職歴を詳しく知らない方も多く、また、知りたいと思うお客様もいらっしゃいます。
2 個人情報について
運転免許証、携帯電話、パソコン、クレジットカード等。契約解除したり、返還したりするもの。
ただし、パスワードは不正利用される恐れもあり、記載しないほうが望ましいです。
3 自分にもしものことがあったとき
-1医療、介護について
かかりつけ医、常時服用している医薬品等。希望する治療、延命治療の有無。希望する施設など。
-2葬儀、納骨について
宗派、葬儀の方法(喪主、遺影に使う写真、誰に知らせてほしいか)。納骨の方法。
4 財産について
現金、預貯金、不動産、有価証券、債務等、財産の一覧の作成。(備忘録にもなります)
財産の保管場所。誰に何を残すのか記載。
5 ご家族へのメッセージ
家族に残したいメッセージ、思い出の写真など。
最後に、エンディングノートがあることをご家族に伝えておくこと。どこに置いてあるか、またはご家族が探しやすい場所に置いておく等、対策をしておく必要があります。
エンディングノートは、ご自身の思いを残すとともに、ご家族の負担を減らすための記録でもあるのです。
先にも述べましたが法的効力はありませんので、財産の分け方など強い希望がある場合は、遺言書を作成されることをおすすめいたします。
ご自身がお元気なうちから終活をしましょう!